野球の日本代表が期待はずれの大惨敗を連発してしまい、いろいろな方面から選手批判や監督批判が起こっているが、果たしてそれは的を得ているだろうか? 局面局面でのプレーや采配を非難しても全く意味を持たない。何故ならば、これは日本野球の根底にある腐敗した層の問題だからだ。
もう15年くらい前になるであろうか、スポーツライターの二宮清純さんが日テレ系のスポーツ番組で「ベースボールに屋根(ドーム)と人工芝は要らない」と爆弾発言をしたのを覚えている。まあ、これは思いっきり東京ドームを批判したものなのだが、案の定降板となってしまった。
後楽園球場が東京ドームとなったのを皮切りに、各地にあるプロ球団の本拠地球場がドーム化、人工芝化していった。これは興行の安定運営と入場料収入の安定確保という意味合いがあったのだが、バブル崩壊後の経済泥沼化により、政治家や官僚、土建屋やヤクザも絡みあう「建設利権」と様変わりし、構造は狂奔化していった。
本来なら、日本球界の盟主たる読売巨人軍が率先してこの流れを止めるべく動いてもおかしくないにもかかわらず、ナベツネ翁は動かなかった。ここに日本球界のガンがある。以後、選手より興行が優先され、興行より施設整備が優先されるという悪構図が肥大化してゆき、日本のプロ野球選手はガラパゴス島状態で進化してしまった。もう、取り返しのつかないところにまで来ているのかもしれない。


by extremist5123
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